◎ 開催記録(2014年度)



【キャンペーン当初(2006年2月)からの累計】
 全国78カ所 参加者数=41,780人 植栽面積=116,589㎡ 
 合計植樹本数=338,045本


◎ 開催レポート

ヤクタネゴヨウの森づくり植樹祭(12/14)


(2014年12月14日、鹿児島県屋久島町安房の屋久杉自然館で)
主催:屋久島・ヤクタネゴヨウ調査隊
共催:同町、公益社団法人・国土緑化推進機構、毎日新聞社など

 毎日新聞社の今年度「いのちの森づくりリレー植樹」を締めくくる「ヤクタネゴヨウの森づくり植樹祭」(屋久島・ヤクタネゴヨウ調査隊主催、同町、毎日新聞社など共催)が12月14日、開かれました。

 植樹祭は、屋久島と種子島の固有種で、環境省のレッドデータブックの絶滅危惧種になっているヤクタネゴヨウ(五葉松)を増やすのが目的です。当日は、衆院選の投票日で、さらに雨交じりの生憎の天気でしたが、会場の屋久杉自然館には、町内外から70人が集合。自然館の本館と別館の間に広がるスギの人工林の中に、貴重な苗木50本を植えました。

 これで、リレー植樹は、北は北海道小樽市から、南はこの屋久島まで全国8カ所で共催者と植樹を実施、参加者合計1090人で5780平方㍍に計1万650本を植えました。【山本悟】

 

第10回筑波山水源の森づくり植樹祭(11/9)


(2014年11月9日、茨城県つくば市筑波の筑波山神社境内林で)
主催:NP0法人地球の緑を育てる会
共催:公益社団法人・国土緑化推進機構、毎日新聞社、筑波山神社
後援:茨城県、つくば市

 霞ケ浦の水源でもある筑波山神社(茨城県つくば市)の境内林で11月9日、「第10回筑波山水源の森づくり植樹祭」(NP0法人地球の緑を育てる会主催、毎日新聞社など共催)が開かれました。

 パナマ、メキシコ、中国など、国際協力機構筑波国際センター(JICA筑波)の研修生ら9カ国20人も参加し、総勢約100人が常緑広葉樹の苗木1500本を植えました。植樹作業の途中から雨が降り出したものの、参加者は雨合羽を着込み、植樹後に生える草を抑えたり、植樹地の乾燥を防いだりするマルチング用に、周囲の木々の枝葉を苗木の間に敷きました。

境内林での植樹は、毎日新聞社も連携して2006年にスタート。今回の植樹は、前日の8日に地ごしらえ作業などを植樹参加者も泊まり込みで行うなど、準備作業から参加する植樹祭となり、それだけに、達成感もひとしおです。【山本悟】

 

命と絆の森づくり植樹祭(11/1)


(2014年11月1日、和歌山県串本町サンゴ台で)
主催:KODAMA―緑の守り人
共催:串本町、串本ライオンズクラブ、毎日新聞社
助成:公益社団法人・国土緑化推進機構
指導:藤原一繪・横浜市立大学特任教授

 南海トラフ地震に伴い最大17㍍の津波が予想される和歌山県串本町で11月1日、「命と絆の森づくり植樹祭」(KODAMA―緑の守り人主催、串本町、串本ライオンズクラブ、毎日新聞社共催)が開かれました。

 津波避難地の斜面を守る森を作ろうと、同町サンゴ台の高台に、あいにくの雨のなか、町立橋杭小学校の児童約20人をはじめ家族連れなど総勢約80人が参加。斜面が崩れないよう、深く張った根で地盤を抑える常緑広葉樹を中心に、1100本の苗木を植えました。

 植樹祭は、毎日新聞社が共催する全国8カ所の植樹祭をつなぐ「いのちの森づくりリレー植樹」の一環。海沿いにある橋杭小学校は、自然の恩恵と脅威を学ぼうと、来年度から導入する予定の海洋教育の一環として参加しました。また、主催者初の植樹祭とあって、毎日新聞社の支援要請を受け、NPO法人時ノ寿の森クラブの松浦成夫理事長自ら串本入りし、植樹リーダーをしっかり務めてくれました。【山本悟】

 

いのちの森づくり植樹祭(10/26)


(2014年10月26日、静岡県掛川市菖蒲ケ池の中東遠総合医療センターで)
主催:掛川市、NPO法人時ノ寿の森クラブ
共催:毎日新聞社など
助成:公益社団法人・国土緑化推進機構

 病院に憩いの森をつくろうと、静岡県掛川市の中東遠総合医療センターで10月26日、「いのちの森づくり植樹祭」(掛川市、NPO法人時ノ寿の森クラブ主催、毎日新聞社など共催)が開かれました。毎日新聞社の「いのちの森づくりリレー植樹」の5回目となる植樹。子供たちも参加してくれました。

 2年前に病院棟わきの斜面約7000平方㍍に2万3000本を植樹。この日は、残りの330平方㍍に、掛川、袋井両市の市民や病院職員ら約130人が、常緑、落葉の広葉樹1000本を植え、病院の森づくりを完了させました。2年前に植えた苗木も順調に育っていることから、十数年後には、立派な森になりそうです。

 植樹祭は、毎日新聞社が共催する全国8カ所の植樹祭をつなぐ「いのちの森づくりリレー植樹」の一環。また、掛川市が企業や市民団体と連携して進める「希望の森づくりプロジェクト」の9カ所目の植樹で、松井三郎市長も参加し、開会式で、今後も、行政と市民一体となった森づくりへの参加を呼びかけました。【山本悟】

 

第5回 川内村いのちの森づくり植樹祭(9/23)


(2014年9月23日、福島県川内村上川内の旧高山森林公園で)
主催:川内村NPO協働センター
共催:川内村、毎日新聞社など
助成:公益社団法人・国土緑化推進機構
指導:宮脇昭・横浜国立大学名誉教授

 全戸が地下水を飲料水に活用し、森を大事にしている福島県川内村の旧高山森林公園で9月23日、「第5回いのちの森づくり植樹祭」が開かれました。第5回の今回は、「共生の命の島」と呼ばれ世界自然遺産に登録されている屋久島(鹿児島県屋久島町)から樹齢1000年以上のヤクスギの実生苗15本が贈られるなど、県内外から参加した総勢150人による交流植樹となりました。

 植樹祭は、毎日新聞社が共催する全国8カ所の植樹をつなぐ「いのちの森づくりリレー植樹」の一環。植樹祭には、遠藤雄幸村長も駆けつけ、参加者150人で、クヌギやコナラなど1200本を植えました。

 開会式では、屋久島生物多様性保全協議会の手塚賢至会長が、荒木耕治町長の激励メッセージを代読、植樹終了後に、ヤクスギの苗木を植樹地の隣に記念植樹しました。【山本悟】
 
◇地域が支え合い◇
 川内村での植樹は、東日本大震災の前年(2010年)、当時、毎日新聞社の植樹キャンペーンを指導していた宮脇先生が現地指導し、村が第1回植樹祭を主催しました。震災で継続が危ぶまれていたものの、村住民の意向の受け、毎日新聞社がキャンペーンで連携する「地球の緑を育てる会」(茨城県つくばみらい市)と「時ノ寿の森クラブ」(静岡県掛川市)の両NPO法人に作業支援を要請、継続してきました。森林組合など村の住民のみなさんも困難な状況の中で協力し植樹を支えてくれました。

 第5回の節目となった今回の植樹祭も、毎日新聞社が要請した同地球の緑を育てる会と時ノ寿の森クラブが積極的に乗り出し、植樹会場の地ごしらえや苗木の仕分けなど植樹の準備を担い、毎日新聞社の植樹指導の要請に宮脇先生も体調が万全ではない中、快諾されました。主催の地元NPO法人のメンバーも前向きで植樹方法や事前準備をマスター。植樹祭を独力で実施するまでに腕を磨きました。村の復興は少しずつでも進んでいるようですが、村が自力で植樹祭を開催できるまで力を付けたことは、震災前に植樹を提案し、継続して関わってきた者としてうれしい限りです。村の皆さんや支援の団体に感謝申し上げます。

 

いのちの森植樹祭in奥沢水源地 Vol2(9/21)


(2014年9月21日、北海道小樽市天神2の奥沢水源地で)
主催:北海道千年の森プロジェクト
共催:公益社団法人・国土緑化推進機構、毎日新聞社、小樽青年会議所
後援:北海道後志振興局、小樽市、小樽商工会議所、小樽観光協会など
指導:藤原一繪・横浜市立大学大学院特任教授

 第2回目の「いのちの森植樹祭in奥沢水源地」は9月21日、北海道小樽市天神の奥沢水源地で開かれました。小樽市民をはじめ、道内、東京都内などから260人が参加し、ミズナラやクリなど29種類の苗木計2000本を植えました。

 会場は、小樽市南部の郊外にある水源地の斜面で、防災環境保全林づくりを呼びかける藤原一繪・横浜市立大特任教授が植え方などを指導しました。

 この日午前中には市内で、世界の三大漁場で知られる三陸の豊かな海づくりのために、川の上流部の山々に植樹を続ける、国連フォレストヒーロでNPO法人「森は海の恋人」理事長、畠山重篤さんの講演会が開かれ、「木を植えることで、小樽の海が豊かになればニシンも再び戻って来る」と訴えました。植樹祭にも参加し、自ら落葉広葉樹の苗木を植えました。

 また、植樹会場近くに設けられた特設テントの中では、国内の主要な山々がはげ山だった歴史を伝える写真展「日本の森林いまむかし 蘇る山々の緑」(国土緑化推進機構、毎日新聞社主催)も開かれ、参加者が熱心に見入っていました。【山本悟】
◇植栽樹種=ミズナラ、クリ、ナナカマド、イタヤカエデ、トチノキ、イタギリなど計29種類

 

第7回奥州万年の森植樹祭(9/7)


(2014年9月7日、岩手県奥州市前沢区石田の奥州万年の森公園で)
主催:奥州万年の森づくり実行委員会(奥州市、万年の森をつくる会などで構成)
共催:毎日新聞社
助成:公益社団法人・国土緑化推進機構
指導:宮脇昭・横浜国立大学名誉教授

 いのちを守る森をつくろうと、岩手県奥州市で9月7日、「第7回奥州万年の森植樹祭」(実行委主催、毎日新聞社共催)が開かれました。スポーツ少年団や家族、一般市民ら計200人が参加、約2000平方㍍に、コナラやヤマザクラなどの苗計3500本を植えました。同市の姉妹都市で、10月と11月に植樹祭を行う静岡県掛川市からも、市職員やNPO法人時ノ寿の森クラブの幹部が参加するなど交流植樹となりました。

 植樹祭は、毎日新聞社が移植ごてをバトン代わりに全国9カ所での植樹祭をつなぐ「いのちの森づくりリレー植樹」の一環。参加者らは、10班に分かれて約30㌢㍍に伸びたポット苗を、シャベルなどであけた穴に丁寧に植えていました。
 掛川市の参加者は、初対面の地元の子供たちに植え方をアドバイスするなど、一緒に植樹を楽しんでいました。参加した小学生の男児(10)は「土が硬く最初は大変だったけど、やってみると、(植樹は)案外楽しかった」と話し、「(植えた木が)大きくなって森になるのが楽しみ」と満足そうでした。【山本悟】

◇植樹祭樹種=コナラ、ヤマザクラ、ヤマボウシ、エゴノキ、クヌギ、クリ、ホオノキ、カツラ、ケヤキ、トチノキ、ハウチワカエデ、ヤマモミジ、コブシ、ミズナラ

 

第13回白神山地ブナ植樹フェスタin赤石川(6/29)


(2014年6月29日、青森県鯵ケ沢町の赤石川上流の東赤石山国有林で)
主催:白神山地ブナ植樹フェスタ実行委員会、NPO法人白神山地を守る会、NPO法人白神自然学校一ツ森校
共催:毎日新聞社
後援:東北森林管理局、青森県、鰺ケ沢町など

 毎日新聞社が2011年から全国規模で展開している「いのちを守る森づくりリレー植樹」の今年度植樹が6月29日、世界自然遺産の白神山地(青森県)でスタートしました。今年度は、世界遺産に白神山地と同時登録された屋久島(鹿児島県屋久島町で12月開催)まで全国8カ所で植樹祭を開催し、移植ゴテをバトン代わりに、各植樹地をつなぎます。

 リレー植樹のキックオフとなった植樹祭は、白神山地のブナ林再生を目指す「第13回白神山地ブナ植樹フェスタin赤石川」。青森県鰺ケ沢町の赤石川上流の国有林で開かれました。

 生憎の雨の中、青森中央学院大の留学生をはじめ県内外の約100人が参加し、ブナやミズナラ、イタヤカエデの苗木計300本を植えました。開会式で、白神山地を守る会の永井雄人代理事長は「あいにくの雨ですが、ブナにとってはしっかり根付く良い状態。頑張って植えましょう」と挨拶し、毎日新聞社の村田隆和・青森支局長は「植樹を通じて共助の輪を広げてほしい」と話しました。

 この後、植樹が行われ、雨具姿の参加者たちは、クワで20センチ程度の穴を掘った後、苗木の根元を土で固めて植えていきました。ベトナムから青森中央学院大に留学中の同大4年生、レ・ティ・テュエト・ガンさん(22)は「子どもを育てるように『大きくなれ』と思って植えました。素晴らしい自然がずっと続いてほしい」と真剣な表情で話していました。【青森支局・宮城裕也】
◇植栽樹種:ブナ、ミズナラ、イタヤカエデ