つながる森プロジェクト

「いのちの森づくり」とは…

 毎日新聞社では、2006年より防災と環境保全の両面から「いのちを守る森づくり」の再生を目指す「つながる森プロジェクト」を進めています。

 今年度は、東日本大震災をきっかけに、改めて見直された「森の力」をテーマに据えて活動を行っており、森林による津波の減衰効果など森そのものの力だけではなく、植樹や森づくりが地域の絆の強化や、人々の連携に結び付くという「森づくりの力」の意味も含めています。

プロジェクト本部長からごあいさつ

 毎日新聞社は2006年、創刊135年記念事業として、「My Mai Tree」という植樹活動を始めました。宮脇昭・横浜国立大学名誉教授の指導を受け、全国の自治体やNPOなどと協力して、「ふるさとの木」を植える活動です。2010年からは間伐促進などの森林整備を加えた「つながる森づくり」に発展させています。

 「リレー植樹」は国連が定めた国際森林年だった2011年に初めて開催されました。植樹に使う移植ごてをリレーする形で開催され、2015年度までで86カ所で実施し、延べ4万3000人が約34万8000本を植えました。

 東日本大震災の教訓の一つは、災害に強い国土、地域をつくらなければならないということです。ふるさとの木によるふるさとの森は、保水能力が大きく、洪水防止の役割を果たします。海岸部では津波被害を緩和します。森づくりは地域環境の改善、地球温暖化防止といった環境面だけではなく、防災面でも大きな効果があります。

各地の植樹には、子どもの姿が目立ちます。土に触れてポット苗を植え終わった子どもたちの笑顔は、輝いています。「森づくりは明日を植える、心に木を植えることです」という宮脇さんの言葉があります。木を植えることはそれ自体が楽しいことに加え、育っていく森を見る喜びも得られます。

 リレー植樹には、住民の方だけではなくどなたでも参加できます。一人でも多くの方が森づくりの輪に加わることを期待しています。

毎日新聞社 水と緑の地球環境本部
本部長 斗ヶ沢秀俊